協働のチカラ
2016年改正児童福祉法により明示された子どもの家庭養育優先の原則を具現化するために、里親養育の質・量向上がこれまで以上に求められています。その向上のカギはケアワークとソーシャルワークの“協働”です。
質の高い養育のためのアプローチやスキルそして社会資源の活用や開発などにソーシャルワーカーが精通していても、“協働”なしにはケアワークの担い手である里親家庭にそれらをつなげ活かすことは困難です。また、“協働”は官民かかわらず関係機関との間でも同じく重要です。
日本財団の助成を受けて開講するこのプログラムは、その“協働”関係構築のために変化を求める方、そして指導をする側される側という関係ではなく“協働”が出来る関係を築くソーシャルワーカーをめざす方のための講座です。里親や関係機関との協働に向けて、アクションを起こそうと考えておられるソーシャルワークの担い手の方を幅広く募集します。
新型コロナウィルスの影響でZoomでの開催となった本講座ですが、
『学びを共有した全国の参加者・ファシリテーターとぜひ直接会ってお話ししたい』という
ご参加のみなさまのご希望にお応えすべく、今年度は自由参加の対面交流会を企画しております。
講座に参加される皆様には、会場等、詳細について別途ご連絡させていただきます。
- 開催日程 -
11月12日(土)東京会場
11月19日(土)大阪会場
※感染拡大の状況により、オンラインでの実施、または中止となる場合があります。
講座について
実際に変化を生み出すためのアクションにつなげる講座です
昨年は、新型コロナウィルスの影響で本講座もオンラインでの開催となりましたが、受講生の事例発表から、ファシリテーターや講師の言葉から、たくさんの学びや気づきを参加者同士で共有することができました。
3年目を迎え、新たに受講生を募集いたします。
昨年度に引き続き、さらに学びを深めるために、各回の冒頭に社会的養育分野で活躍されている講師・アドバイザーの方による講義を設けることとなりました。
家族、そしてフォスタリング業務について講義形式で学ぶだけではなく、受講生自身が具体的により深い協働関係を必要としているケースについて、アドバイザーやグループメンバーと共に検討し、協働関係を深めるための行動計画立案と実践、そして振り返りまでグループで学ぶことができます。グループメンバーの経験や思いを共有することから生まれる気づき、学びもあります。社会的養育分野の研修・教育・実践で第一線で活躍されている講師そしてアドバイザーの先生方が、受講生の皆様の学びをサポートします!
本講座は、日本財団「フォスタリングマーク・プロジェクト」に賛同しています。
里親支援を向上させるリーダーとしての学びをさらに深めたい方は、ともに日本財団助成講座である立命館大学主催の「フォスタリング・ソーシャルワーク専門職講座」もご検討ください。
対象者
・里親支援専門相談員をはじめ、里親支援にかかわる事業で里親や関係機関との協働を必要としているソーシャルワーク業務の担当者の方。
・里親支援専門相談員・児童相談所職員・フォスタリング機関職員として、現在里親支援業務に携わる方。
講座日程(全日程オンライン開催)
(各回10:00~16:10 定員32名)
日 程 |
前 半 |
後 半 |
講義 |
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講師 |
講義テーマ |
第1回 |
2022年8月27日(土) |
後藤 澄江 |
里親養育における子どもと家族の位置づけ ~ケアと情緒の視点から~ |
オリエンテーション |
第2回 |
2022年9月3日(土) |
徳永 祥子 |
社会的養育におけるライフストーリーワーク |
事例検討(4コマ) |
第3回 |
2022年9月18日(日) |
瀬地山 葉矢 |
里親養育における『アタッチメント』の活かし方 |
事例検討(4コマ) |
第4回 |
2022年10月8日(土) |
梅谷 聡子 |
里親養育における児童養護施設との協働 |
事例検討(4コマ) |
第5回 |
2022年10月22日(土) |
上鹿渡 和宏 |
これからの社会的養育 |
事例検討(4コマ) |
第6回 |
2022年12月10日(土) |
伊藤 龍仁 |
養育者との協働に向けた情緒的支援 ~ファミリーホームの実践経験を通して~ |
事例検討(4コマ) |
第7回 |
2022年12月17日(土) |
野尻 紀恵 |
子どもの育ちを支える教育と福祉の協働 |
事例検討(4コマ) |
第8回 |
2023年1月7日(土) |
音山 裕宣 |
里親と実親による共同養育の推進ー 「里親による代替養育」から「チーム協働養育」への転換 |
事例検討(4コマ) |
第9回 |
2023年1月21日(土) |
増沢 高 |
里親・子どもに寄り添った 包括的アセスメント |
事例検討(4コマ) |
第10回 |
2023年3月4日(土) |
発表・修了式 |
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、みなさまの健康、安全を最優先に考慮した結果、本年度についても全日程Zoomによるオンライン開催となります。
第1回のオリエンテーションと、第10回の発表・修了式は参加必須です。
第2回~第9回の講座では、社会的養護分野の研修・教育・実践の第一線で活躍されている講師・アドバイザーによる講義と、講師・アドバイザーも交えたグループワークによる事例検討を、各回ごとに行います。講座の後半ではアクションプランを作成し、職場での実践を踏まえて、フォスタリングにおける協働の在り方を考えます。
本講座は、受講に関して一定条件を満たした方に、講座を修了したことを証明する「修了証」が授与されます。講座のお申し込み方法・修了条件につきましては、以下の「講座のお申し込み方法について」のスライドをご確認ください。
必ずZoomによる講座参加が可能な環境をご用意の上、お申し込みください。 お申し込み人数が24名に満たない場合、開催を見合わせることがあります。なお、応募者多数の場合、お申し込み内容を元に選考をさせていただく予定ですので、ご希望に添えない場合もございますことを、あらかじめご了承ください。
お申し込みの前に必ず
『講座のお申し込みについて』の
スライドをご確認ください。
受講料
40,000円(税別)
(税込44,000円)
入金後の受講料は、最少催行人数に満たず開催中止となる場合を除き、いかなる場合も返金できませんので、あらかじめご了承ください。
受講お申し込みの流れ
「お申し込み」ボタンから必要事項をご入力の上、お申し込みください。
応募者多数の場合は、いただいたお申し込み内容を元に選考の上、別途ご連絡いたします。通知後、受講料のお支払いをもって、お申し込みが完了となります。お支払いの確認ができない時は、受講いただけませんのでご注意ください。
申込受付開始:6月1日(水)~
申込締切日:7月12日(火)15時
受講決定通知:7月15日(金)
ご入金締切日:8月5日(金)